2024.11.30
ワークショップのようす
りぶら市民活動センターでは、 岡崎市図書館交流プラザりぶら の館内やりぶら周辺のまち歩きを通じて、「発見」「学び」「相互理解」の機会を生み出すきっかけをつくり、まちに対する愛着増進や市民活動の促進を目指す「りぶらスタディツアーズ」を企画・運営しています。
11月17日は地域生活サポートセンター・コネクトスポットさんと共催で、「自分を生きるってむずかしい?~自分の声に耳を傾けてみませんか~」を開催。計6名の方にご参加いただきました。
このツアーは、地域生活サポートセンター・コネクトスポットを会場にワークショップ形式で行いました。
まず、A41枚の用紙を十字に区切り、横軸に「外側の自分(他人から言われること、肩書)」↔「内側の自分」、縦軸に「満足」↔「不満」を書いて、“今の自分をどのように感じているか”を書き出しました。
個別ワークのあとは、“自分を再発見する”という目的で、発表者は「自分の今を相手に伝える」、聞く人は「いろんな見方をしてみる」ということを意識してグループ内で発表しました。
その後は“気持ちを分かち合う”という時間を設け、「意見をもらうことでどんな発見があったか」「あなたが大切にしたいことはどんなことか」について個人で振り返り、振り返った内容の共有を行いました。
個人ワーク → 共有(発表) → 個人ワーク(振り返り) →共有(発表)を繰り返すことで、相手が発した言葉から自分自身との共通点を見つけてワークシートに言葉を追記したり、自分ではマイナスだと思っていたことが相手からみたら長所であるという気づきを書き足す方もいらっしゃいました。
今回、紙1枚でできるワークを通じて、自分らしさについて考え、表現する時間をもつこと。
また、ワークシートに表現した内容を他者に伝えることで、周囲から合理的配慮(理解・共感・支援)をする・されるという体験をすることができました。
■参加者からは…
「自分が高校生のときにすごく悩んだことがあった。その時にコネクトスポットさんのような“社会とのかかわり”において相談できるところが欲しかった」
「会社でワークを受けることはあるが、社外のワークは初めてだったので新鮮」
「“わたしの気持ち”を大切にする私に気づいた」
「多種多様な人と交流するきっかけになった」
「意見を聞いてもらえてうれしかった」
などの声をいただきました。
■各テーブルでナビゲーターとして参加したスタッフからは…
「同じ席の人が発する言葉どんどん変わっていくさま、共鳴し合っているのがよかった」
「今日の運営を通して、コネクトスポットさんの事業領域が分かった。コネクトスポットの場所を紹介したい人が身近にいる」
などの意見がありました。
りぶらスタディツアーでは、社会的な課題に向き合う団体・個人の方と協働し、社会課題を“自分ごと”として考えるきっかけを今後も作っていきたいと考えています。
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[ 本企画の運営パートナー ]
■地域生活サポートセンター・コネクトスポット
作業療法士や看護師、介護福祉士が中心となり、2019年に岡崎市を拠点にスタートしたNPO法人。年齢や障害の有無に関らず、多様な個人が尊重され、手を取り合って共に生きていける地域を実現することを目的に活動。
https://npo.connect-spot.net/
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